ロサンゼルスはマジックを体感できる街!(パート1)

Arte de Invader en las calles
Arte de Invader en las calles | Foto: Invader

「夢追い人の街」とも呼ばれる、世界のエンターテインメント・キャピタル、ロサンゼルス。この街には、世界中のどの街よりもクリエイティブな人々が多く集まっていると言えるでしょう。今回の特集では、そんなロサンゼルスの街を作り上げてきた素晴らしい建築家や世界クラスの芸術家から、見事な風景や隠れ家スポットまで、ロサンゼルスで最も魅力的なスポットを厳選して4パートに分けてご紹介します。

The Last Bookstore

The Last Bookstore では、25万冊以上の本や雑誌(新刊と中古)を販売しています。その膨大なコレクションはもちろんのこと、店舗自体のインテリアも独特で、ロサンゼルスを代表する本屋の一つとして多くの人の支持を集めています。販売用の書籍の他、小説や歌集、マニュアルやストーリーブックがお店のレイアウトの一部として使用されているコーナーもあり、そのユニークな環境は、訪れるものをワクワクした気分にさせてくれます。中2階には、 10万点以上の本を全て一冊$1ドルで販売している Labyrinth Above the Last Bookstore、、Gather Yarn Shop、Spring Arts Collective gallery など、面白いお店が多数あるのでぜひ足を運んでみてくださいね。

Levitated Mass LACMA
Levitated Mass, LACMA | Photo: Still from Doug Pray's Levitated Mass

「Levitated Mass」&「Urban Light」- LACMA

LAで最もアイコニックなパブリック・アートの二つが、ここロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)に展示されています。「Levitated Mass」と「Urban Light」です。

Levitated Mass」は、2012年に制作された、彫刻家 Michael Heizer の作品です。LACMA の北側に屋外展示されているこちらの作品は、340トンの巨大な花崗岩がコンクリートの壁の間にまたがっており、その下を歩いて通り抜けることができます。ビジターは、もちろん自由に撮影することができ、インスタ映え間違いなしのこちらの巨大な岩の下や、前に立ち様々なポーズをとって撮影を楽しんでいます。

Night view of Chris Burden's "Urban Light" at LACMA
Chris Burden - "Urban Light" (2008) at LACMA | Photo: Discover Los Angeles

ウィルシャー通りのBPパビリオンの前に屋外展示されている、Chris Burden による壮大な作品「Urban Light」1920年代と1930年代に、実際に南カリフォルニアの街を照らしていた202本の街灯を修復して展示しています。2018年の2月に10周年を迎えた「Urban Light」は、LAで最もインスタに登場する文化的アトラクションとなりました。機会があれば、是非、夜訪れて、ライトアップされた202本の街灯の前に立って、自慢のポーズで撮影してみてくださいね!

The Broad

ロサンゼルスは、世界で最もインスタグラムに登場する街と言われていますが、その大部分は、グランド・アベニューの「チーズおろし器」と呼ばれる素晴らしい文化施設「The Broad」のおかげだと言っても良いでしょう。The Broad は、LAのアイコン的存在となったばかりの無料で入れる現代美術館です。そこに常設展示されている、草間彌生の「Infinity Mirrored Room – The Souls of Millions of Light Years Away」は最も人気のある作品の一つです。

Otium
Donabe smoked hiramasa pastrami at Otium | Photo: Otium, Facebook

Otium

The Broad に隣接したオリーブの小さな森の向かいに立つレストラン「Otium」は、ロサンゼルス・タイムズのグルメ評論家 Jonathan Gold から、「LAで最も野心的なレストラン」として称賛されています。ガス張りの店内は天井が高く、オープンキッチンと中二階のテラスが特徴的です。The Broad でアート鑑賞をした後はこちらで、目と口で味わう食事をお楽しみください。他では食べられない、世界各国の料理をお召し上がり頂くことができますよ!

Primary image for Clifton's Republic

Clifton's Republic

ダウンタウンLAのブロードウェイ・シアター地区の Clifton's Republic のような場所は、LA中を探しても他にはなかなかないでしょう。店内に入ったら、まず、ビンテージ風のカフェテリア・トレイを手に取り、昔懐かしのメニューからお好きなランチをお選びください。テーブルを確保したら、魅惑的な森でお食事をご堪能ください。真っ赤に照らされた大きな木陰で、Monarch Bar 定番のカクテルをゆっくりと楽しむのもよし、または、Gothic Bar で 50億年前の実際の隕石に触れてみたり、ポリネシア・パラダイス、ティキ・バー Pacific Seas に立ち寄ってみるのオススメですよ!

The Bradbury Building in Downtown LA
The Bradbury Building  |  Photo: Discover Los Angeles

The Bradbury Building

歴史あるグランド・セントラル・マーケットの向かいのブロードウェイに位置する Bradbury Building (ブラッドベリー・ビル) は、様々な映画、テレビ番組、ミュージックビデオや、しばしば小説などにも登場しています。 1893年に建築されたこちらの建物は、1982年のクラシックSF映画、ブレードランナーの舞台になった事でも有名ですね。フィルム・ノワールのファンは、チャイナタウン(1974年)、D.O.A. (1950年)、探偵マイク・ハマー/俺が掟だ(1953年)などにも登場していた事にも気づくかもしれません。1階部分のみ自由に立ち入ることができます。こちらを訪れる機会があれば、ロビーの近くにある チャーリー・チャップリン像と一緒にセルフィーを撮ることをお忘れなく!