LAで子供達がクリエイティブになれる場所

アカデミー映画博物館では、毎月第1～3土曜日にDrop-in Workshops for Families (ドロップイン・ワークショップ・フォー・ファミリー)を開催しています。このイベントは2歳以上の子供が参加可能で、ミュージアムの入場料は無料。プロジェクトは、アニメーションの基礎、特殊メイク、衣装デザインなど、週替わりで映画に関するさまざまなテーマを扱います。子供たちは学ぶその過程で、映画の魔法がどのように作られるかを知ることができるでしょう。

サンペドロのエンジェルス・ゲートパークにあるAngels Gate Cultural Center（エンジェルス・ゲート・カルチュラル・センター)は、1970年代からコミュニティのクリエイティブな拠点として機能してきました。公園内の旧米軍兵舎を利用したこのセンターでは、子供から大人まで幅広い年齢層を対象に、Family Art Workshops (ファミリー・アート・ワークショップ)を毎月無料で開催。(子どもには常に大人の同伴が必要）ワークショップは人気なので、必ず事前に申し込み、時間までに集合場所に到着するようにしてください。

説明不要のDJクルー、ビート・ジャンキーズが2017年にグレンデールに設立したスクール。ビート・ジャンキー・インスティチュート・オブ・サウンドでは、基本的なDJスキルからエイブルトンまで、DJに関するあらゆることを学ぶことができます。イントロ・トゥ・DJing フォー・キッズは、若い生徒たちがレコード盤とターンテーブルを使ってアートの基礎を学ぶ8週間のコース。さらに練習を続けたい8歳〜14歳の生徒には、デジタルDJ機器を使いながら自分のスタイルを確立できるよう指導する8ヶ月の中級〜上級コースもあります。

陶芸に興味があるなら、ビター・ルート・ポタリーのビバリー・グローブ教室で開催される初心者向けのろくろ体験に参加してはいかがでしょう。平日の午後遅くと週末の午前中に開催されているこのクラスは、6歳以上なら誰でも参加可能。ファミリーで陶芸に触れる良い機会です。

1958年以来、CSUNのTeenage Drama Workshop (ティーンエイジ・ドラマ・ワークショップ)では、パフォーマンス、デザイン、脚本のスキルを学べる6週間の集中講座を開講しています。この種のプログラムとしては国内で最も長い歴史を誇り、12歳から18歳までの学生が対象です。音楽家向けには、250人以上の学生と複数のオーケストラを誇るCSUN Youth Orchestras (CSUNユース・オーケストラ)があります。応募やオーディションの詳細については、大学にお問い合わせください。

Getty Center and Getty Villa (ゲティ・センターとゲティ・ヴィラ)では、子供たちやティーンエイジャーが家族と一緒にクリエイティブな活動をできる機会を提供しています。また、高校生には、想像力を刺激すると同時に、将来の教育やキャリアの目標に備えるプログラムを両センターで開講しています。

ゲティ・センターのImpressionist Pastels (インプレショニスト・パステルズ)は、セルフ・ヘルプ・グラフィック＆アートとの提携プログラムで、家族全員で中庭のタッチテーブルで絵を描き、出来上がった作品を額装してくれます。

また、Unshuttered (アンシャタード)は、LAを拠点とする10代のフォトグラファーを対象に、ゲティの舞台裏へのアクセスや指導者からアドバイスを受けられる8週間の集中プログラムに参加することができます。

ゲティ・ヴィラのThe Family Floralia Workshop (ファミリー・フローラリア・ワークショップ)は、古代ローマの女神フローラを讃えるフロラリアの季節を祝う無料のドロップイン・プログラムです。家族でヴィラの庭園を散策し、美しい花々を発見したら、種球を作って持ち帰り、自分の庭で育てましょう。

また、1週間にわたり開催されるSummer Latin Academy（Academia Aestiva）(サマー・ラテン・アカデミー：アカデミア・エスティバ)では、高校生が対象の古代ローマの言語と文化に浸るプログラム。6月26日の週に開催される2023年のアカデミア・エスティバのテーマは、「善と悪のローマ皇帝」。この週の最後にはゲティ・センターに行き、中世ラテン語のテキストを鑑賞（そして読めれば尚良）します。

ロサンゼルス郡立美術館（LACMA）のThe NexGenLA (ザ・ネクスジェンLA)プログラムは、青少年に芸術に触れてもらう理想的な方法で、その過程で創造意欲を高められることが期待されています。17歳以下のロサンゼルスカウンティ在住者は無料で入会でき、本人とゲスト1名が無料で入場できます。また、会員になると、子供やティーン向けの数週間のセッションや、家族全員を対象としたワークショップ、学校の休みを利用したアート・キャンプなど、さまざまなLACMAで開催されるアートクラスを割引で受講できます。

Los Angeles Public Library (ロサンゼルス市立図書館)の分館では、さまざまな年齢層の子供たちに向けた、幅広い創造的なアクティビティを提供しています。絵本の読み聞かせから、季節のクラフトセッション、ジン（個人雑誌）作りまで、あらゆるイベントがLAPLのカレンダーに掲載されています。

人気SF作家のオクティヴィア・E・バトラーにちなんで名付けられた中央図書館のOctavia Lab (オクティヴィア・ラボ)には、3Dモデリング、3Dプリント、デジタル音楽のスキルを身につけるための、子供やティーン向けのハイテク・クリエイティブツールが揃っています。ラボ・メンバーの登録は、中央図書館でお申し込みください。

エクスポジション・パークにあるロサンゼルス自然史博物館では、会員向けにSing Move Play! (シング・ムーブ・プレイ!)を提供しています。毎月土曜の午前中に催されるこのプログラムは、未就学児から小学1年生までを対象としており、博物館のパフォーミング・アーティストが指導する30分のセッションの中で、子供たちは歌やダンスを通してさまざまなテーマに触れます。

クリエイティブな子供たちの誕生パーティーを計画中なら、パープル・ツイッグはいかがですか。通常クラスやワークショップ、春休みとサマーキャンプに加え、パープル・ツイッグではBirthday Celebration (バースデー・セレブレーション)のパッケージプランを用意しています。イーグル・ロックのアート・スクールは、3歳から6歳、または6歳以上の子供たちを対象にしたプロジェクトで、最大18人の子供たちを受け入れが可能です。また、50ドルの追加料金で、パーティーのテーマに合わせた特別なプロジェクトをパープル・ツイッグがカスタマイズします。

アート、科学、サステナビリティがカルバーシティのリディスカバー・センターに集結。子供たちは家族と一緒に工作をしたり、アップサイクル素材を利用して設計及び構築をしたり、日曜のTinkering Open Studio (ティンカリング・オープンスタジオ)や1週間のティンカリング・キャンプで道具の正しい扱い方を学んだりできます。バースデー・パーティーのパッケージがあるほか、所得条件を満たす子どもには奨学金制度も設けています。

2001年、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、マイケル・“フリー”・バルザリーとミュージシャン仲間のキース・“ツリー”・バリーが、公立学校の芸術教育削減への対応として2001年に設立したのがシルバーレイク・コンサバトリー・オブ・ミュージック。サンセット・ジャンクションでオープンした後、ハリウッドブルバードに移転し、最先端の13のスタジオで個人レッスン、グループレッスン、ワークショップ、サマーキャンプを開講しています。赤ちゃんに音楽と体を動かすことの楽しさを教えたい親御さんでも、10歳の子供にソングライティングに親しんでもらいたい親御さんにも、または自身の歌唱力を磨きたい方にも、おすすめのクラスが見つかります。また、コンサバトリーでは、週一回のマンツーマンレッスン、楽器、備品、アンサンブルクラスやサマーキャンプへ無料で登録できる奨学金プログラムも設けています。

スカボール・カルチュラル・センターの常設展示Noah's Ark (ノアの方舟)からインスピレーションを得たのが、現在開催中のファミリー・アート・スタジオ・シリーズ。子供とその親を対象に、ミュージアムの展示やユダヤ教の伝統に関連するテーマをアートを通して探求していきます。プロジェクトのテーマは、プランターのデザインや人形作りなど、数週間ごとに変わります。スカボールの入場料にプロジェクト参加費が含まれているので、ファミリーで参加しやすいでしょう。入館者はいつでもアートクラスに参加できますが、大人1人に子供4人の割合が必要です。

その他のFamily friendly activities (ファミリー・フレンドリー・アクティビティ)には、日曜午前のミュージック・ジャム、木曜午後のアンフィシアターでのストーリー・タイムなどがあります。