ビヨンセのロサンゼルスガイド

ビヨンセが通うグルメ・ジム・ショップに迫ろう

Beyoncé "On the Run" Tour in LA
Beyoncé On the Run Tour | Photo: beyonce.com

通常、夫婦がロサンゼルスの西部で家を買う時は決してニュースになることはないでしょう。ただし、その夫婦がビヨンセジェイ・Zとなると、世界の注目を浴びることになる。2017年、お二人は8800万ドル、約2,800平米の豪邸をベル・エア周辺で購入し、大きく波紋を呼びました。長年ロサンゼルスに在住しているヒューストン出身の「Bey」とブルークリン生まれのJayは、8つの寝室、11つのバスルーム、4つのプールとバスケットボール1面を備えた巨大な敷地に引っ越しました。

ただし、この世界で有名な夫婦は決して引きこもることはありません。お二人は良くロサンゼルスで目撃され、長女のBlue Ivyや双子のRumiとSirとしばしば町を散策しています。たとえ豪邸を買わなくても、ビヨンセのように食べたり、運動したり、服を買ったりすることはできます。こちらの記事では、ビヨンセがLAでもっとも好きな場所をご紹介します!

Beyoncé and friends at Beauty & Essex in Hollywood | Instagram by @beyonce

ビューティー・アンド・エセックス

BEAUTY & ESSEXの3店舗目は、ドリーム・ハリウッド・ホテルにあり、メニューには、シェフのクリス・サントスによる、グリルチーズとトマトスープの餃子、ツナポケのタコス、オーブン煮込みのチキンミートボール、トマトのタルタルなど、世界からインスピレーションを得た料理が並びます。屋内外のレストランは、1階の中庭と2階のパティオがあります。2017年4月には、ビヨンセ、ジェイ・Z、ヴィクター・クルス、DJキャレド、ケヴィン・ハート、ジェロッド・カーマイケル、ケリー・ローランドを招いてプライベートディナーを開催しました。

フェニーチェ・マンション:フォーメーション

2021年、ビヨンセの「FORMATION」はローリングストーン誌で、史上最高のミュージックビデオに選ばれました。マヤ・アンジェロウ、オクタヴィア・バトラー、トニ・モリスンからインスピレーションを得て、監督のメリーナ・マツカスは、 「アメリカの黒人史における重要な瞬間が印象的に撮られている 」とコメント。「フォーメーション」はニューオーリンズを舞台にしているが、Curbedによると、ビデオはロサンゼルスで撮影され、2012年のドキュメンタリー短編映画『That B.E.A.T.』の映像が散りばめられているとのこと。

ランドマークのフェニーズマンションは、南部ゴシックの農園をイメージ。プロダクションデザイナーのイーサン・トブマンとそのスタッフが雨戸、スパニッシュモス、蔦、藤を外観に加え、内装には当時の敷物や家具が飾られています。

フェニーズマンションは、かつて「ミリオネアズロウ」と呼ばれた通りに位置し、1985年9月に国家歴史登録財に指定され、パサディナ歴史博物館の本拠地となっています。現在、直接の見学は休止中ですが、PMHのホームページでバーチャルツアーを体験することができます。

Gjalina

ジェリーナ

2017年3月、ビヨンセ、ジェイ・Z、Blue Ivyとジェイの母親のグロリア・カーターはロサンゼルスで一番好きなレストランの一つである「Gjelina」(1429 Abbot Kinney Blvd, Venice 90291) で食事しました。セレブ御用達らしく、ビヨンセはボディガードに付き添われ、3台のキャディラックでレストランにつきました。2008年にオープンしてから、Gjelinaはセレブとの遭遇率が高いお店となっており、ベニス在住の有名人が良くブランチを食べにきています。その、気になるブランチメニューは、リコッタ・パンケーキ、アンチョビとブッラータのトースト、サンタバーバラのエビまたはヤギのチーズ、タイムやフォンティーナがトッピングされたマッシュルームピザなどを含みます。

Prince Tribute Skate Night at Moonlight Rollerway
Prince Tribute Skate Night | Photo: Moonlight Rollerway, Facebook

ムーンライトローラーウェイ

ナイトクラブの経営者トミー・カラスと故ニプシー・ハッスルが、2017年に近代化とリニューアルオープンしたワールド・オン・ホイールズは、2021年6月に再び閉館。ミッドシティで愛されるローラーリンクの未来は未定なままです。2017年8月の金曜日の夜、ビヨンセとジェイ・Z、そして友人たちはスケート場WOWへ。米誌によると、ビヨンセは破れたジーンズと黒いシャツというカジュアルな服装だったそう。周囲では、ビヨンセが「素晴らしいスケーター」で、スプリットも何度もやっていたと話していたそうです。

WOWは閉鎖されましたが、LAにはスケートを楽しめる場所がたくさんあります。例えば、MOONLIGHT ROLLERWAYは1956年以来、地元の人気スポットです。ファミリーで楽しめるオープンスケートから、ポップアップやクラスまで、あらゆる年齢とスキルのスケーターが楽しめます。LAでローラースケートを楽しむためのガイドをチェックして、ショップに立ち寄ったり、カスタムスケートを履いて上達した姿を見せてください。

Fried Artichokes at Mother Wolf
Fried Artichokes | Photo: Mother Wolf

マザーウルフ

2022年初め、高名なシェフ、エヴァン・ファンケがハリウッドのビニール地区にオープンした最新レストラン「MOTHER WOLF」には、それ以来、セレブたちが続々と訪れています。

2022年2月Carters夫妻は、Eater LAチームからわずか4.5メートルの場所で目撃され、Daily Mailはビヨンセが「ゴージャスな髪をおろしていた」と書いています。

Thompson Hollywoodに隣接する歴史的なCitizen Newsビルにあるマザーウルフは、ローマとその神話の創始者、ロムルスとレムス、そして女狼Lupa Capitolinaへのファンケのオマージュです。まずは、アーティチョークのフライがおすすめ。定番のカシオ・エ・ペーペ、ローマ風薄焼きピザ、自家製ジェラッティやソルベッティなどもおすすめです。

Beyoncé OTR II at Rose Bowl Stadium on Sept. 22, 2018
Beyoncé on stage at Rose Bowl Stadium on Sept. 22, 2018 | Photo: Rose Bowl Stadium, Facebook

ローズボウル

LAの有名な競技場として、パサデナの「ローズボウル」では5つのスーパーボウル、2回の夏季オリンピック、2回のサッカーワールドカップの決勝戦、巨大なライブ、そしてその名前の由来となった「ローズ・ゲーム」が開催されてきました。「Sports Illustrated」誌によると、ローズボウル・スタジアムは20世紀の会場のトップ20にランクインされています。

カーター家は2018年9月にOTR II スタジアムツアーで2回ローズボウル・スタジアムでライブを行いました。2時間以上にわたるパフォーマンスで、お二人が撮影しあった映像なども披露されました。以前、ビヨンセは2016年5月にフォーメーション・ワールドツアーの一環としてローズボウルでライブを行いました。その際、アルバム「Lemonade」の楽曲を歌い、その1ヵ月前に急逝したプリンスへのオマージュとして「The Beautiful Ones」という曲も歌いました。

Beyonce-SushiPark

スシ・パーク

2017年8月、ビヨンセとジェイ・Zはお二人が好きな寿司屋のSushi Park (8539 Sunset Blvd #20, West Hollywood 90069)でデートをしました。サンセット・ストリップのモールの2階にあるSushi Parkは本格的な寿司屋となっており、入り口に「NO TAKE OUT! No Salad! No Teriyaki, Tempura! No Trendy Sushi! No California Roll! No Spicy Tuna Roll! We serve only Traditional Sushi!」(テイクアウトなし、サラダなし、照り焼きや天ぷらなし、カリフォルニアロールなし、スパイシーツナなし、伝統的な寿司のみ!)の看板を貼っています。お任せで、17品・30貫以上の高級寿司コースが一人当たり約200ドルとなっています。 そして、この価格で隣に音楽界の王家が座っているなんてことも!?

Jay-Z, Beyoncé and Kasseem "Swizz Beatz" Dean at UTA Artist Space
Jay-Z, Beyoncé and Kasseem "Swizz Beatz" Dean attend the opening of UTA Artist Space & Kasseem "Swizz Beatz" Dean present DREAMWEAVERS | Photo: Alex J. Berliner/ABImages, UTA Artist Space

ビヨンセとジェイ・Zはアート好きで有名。お二人は膨大なアートコレクションを所有しており、APES**Tのミュージックビデオでルーブル美術館をテイクオーバーしたこともあります。

2019年2月には、カーター家はUTA Artist Space&Swizz BeatzことKasseem Deanが主催した、バラク・オバマのポートレイトを描いたKehinde Wiley、Carrie Mae WeemsやKerry James Marshallなどというアフリカ系アメリカ人のアーティストを題材としたDREAMWEAVERS展を訪れました。Yahoo! Lifestyleの取材記事によると、ビヨンセが身にまとった服装は「イベントを完成化するような服装で、アンカラスーツと帽子にごく小さなカバンにサンダルに合わせました。本イベントでは、お二人は他のゲストのファレル・ウィリアムズとその妻のHelen Lasichanhと歓談していました。」

2016年にオープンして以来、UTA Artist Space (405 Foothill Rd, Beverly Hills, California 90210)は艾未未、ジェイクとディノスチャップマン、デリック・アダムズ、ペトラ・コートライト、ハーズ兄弟やラリー・クラークなど、たくさんのアーティストを題材としたイベントを開催してきました。

Beyoncé in a dress by Walter Mendez | Instagram by @beyonce
Beyoncé in a dress by Walter Mendez | Instagram by @beyonce

ウォルター・メンデス

ビヨンセのようなスーパースターがその服を着ると、無名のデザイナーでも一気に一流扱いされることになります。マンハッタンビーチで育ち、Robertson Plaza (120 S Robertson Blvd, Los Angeles 90049)でお店を構えているWalter Mendezはその一人となっています。The Hollywood Reporterの取材で、Walter Mendez氏は「レッドカーペットの中枢に入るブランドを持つことは私にとって最重要なものだ」と話しています。

ビヨンセはジェイ・Zの2017年10月に開催された第3回のTidal Xチャリティー・ライブでMendezのエメラルド・グリーンのドレスを身にまとっていました。そのイベントで、ビヨンセは双子を出産してから初めて公の場への登場となりました。Walter Mendezのショップは予約制となっており、月曜〜土曜10時〜18時までオープンしています。