LAの公共交通機関ガイド

全米随一を誇るネットワーク

Metro K Line train at Florence Avenue
Metro K Line | Photo: Courtesy of LADOT/LA Tourism

ロサンゼルスには、地下鉄、ライトレール、バス、シャトルバスなど、全米屈指の公共交通網があり、グレーター・ロサンゼルス・エリアの隅々にまで運行しています。このガイドで、旅行者も地元の人々も、車なしでロサンゼルスを便利に探索できるようになることでしょう。

  • TAPカード:運賃の支払いに使用できるチャージ式のカードで、メトロの鉄道(Rail)およびバス(Bus)の駅にある自動券売機で購入可能です。
  • LAX/メトロ・トランジット・センター:メトロ(Cライン、Kライン)とLAX(ロサンゼルス国際空港)間を無料で運行しているの空港シャトルバスです。
  • LAXフライアウェイ・バス:LAXと、ダウンタウンLAのユニオン駅、サンフェルナンド・バレーのヴァン・ナイズ間を運行している直行便のバスです。
  • 時刻表:鉄道(Rail)とバス(Bus)の時刻表のPDFファイルは、メトロのウェブサイトで入手可能です。
Metro TAP Card
TAP Card | Photo: Courtesy of Metro/LA Tourism

メトロ・トリップ・プランニング

Metro Trip Planner (メトロ・トリップ・プランナー)は、ロサンゼルスの旅程計画に最適なオンラインツール。トリップ・プランナーはGoogleマップと連動して、目的地までのルートを詳細に案内してくれます。またメトロでは、ルート計画、実際の行程、支払いをシームレスに行うためのRider Apps (ライダーアプリ)のリストも用意しています。

料金 
チャージ可能なTAP Card (TAPカード)は、メトロバスと鉄道の運賃支払いに最も便利で柔軟な方法です。TAPカードは、メトロレール、Jライン、Gラインの全駅に設置されている自動販売機で購入可能です。また、TapToGo.netからオンラインで購入、チャージすることもできます。

メトロの片道運賃には、2時間の無料乗り換えが含まれます。

  • 通常乗車:$1.75 
  • シニア(62歳以上)、メディケア、障害者:ピーク時:$0.75、オフピーク時$0.35 
  • K-12およびコミュニティカレッジの学生: GoPassで無料 
  • 低所得者(LIFE):月20回の無料乗車

運賃上限設定
TAPカードでは、2023年7月にメトロが導入した新しいプログラムのFare Capping (運賃上限設定)により、乗車料金が無料になることがあります。乗れば乗るほど節約になるこのプログラムでは、1日に$5、7日以内に$18以上支払うことはありません。1日または7日間の上限料金に達すると、乗車が無料になるので、頻繁に利用される方にはお得なシステムです。詳しくはMetro websiteをご覧ください。

Metro Rail & Busway Map 2025
Metro Rail & Busway Map | Photo: Courtesy of Metro/LA Tourism

メトロレール

Metro Rail (メトロ・レール)は、ロサンゼルスカウンティ全域の101の駅に乗り入れている6つの路線で、4つのライトレール(A、C、E、Kライン)と2つの地下鉄(B、Dライン)があります。メトロ・レールはメトロ・バスウェイ(下記参照)、メトロリンク・コミューター・レール、アムトラック数路線と接続しています。

メトロレール&バスウェイシステムの詳細地図はこちらからダウンロードできます。バスと鉄道の時刻表のPDFはMetro websiteから入手可能。

リージョナル・コネクター 
2023年6月、メトロはダウンタウンLAに3つの地下駅を新設し、アズサからロングビーチ、イースト・ロサンゼルスからサンタモニカまでの2つの路線を結ぶ、1.9マイルのレイルリンク、Regional Connector (リージョナル・コネクター)を開通させました。

7番街/メトロセンターをハブとして、これらの駅は新たに延長されたAラインとEラインに乗り入れ、それぞれ旧Lライン(ゴールド)の北ルートと東ルートに沿って続いています。

7th Street/Metro Center Station
7th Street/Metro Center Station | Photo: Courtesy of Metro/LA Tourism

BLUE LINE & GREEN LINE

メトロAラインは世界最長のライトレールです。

Aライン 
アズサからロングビーチまで約50マイル(約80.5km)に及ぶthe A Line (Aライン)は、1990年にブルーラインとして開業した最も古い路線。リージョナル・コネクター・プロジェクトの完了後、メトロAラインは世界で最も長いライトレール路線となりました。

Cライン 
サウス・ベイのレドンド・ビーチから東端のノーウォークまでを走るthe C Line (Cライン:旧グリーン・ライン)は、アビエーション/LAX駅でロサンゼルス国際空港(LAX)行きの無料シャトルを運行しています。

Dライン 
Bラインのウィルシャー/バーモント駅から、コリアタウンとダウンタウンを結ぶthe D Line (Dライン)に乗り換え可能です。Bライン同様、Dラインも完全地下の地下鉄。

Eライン 
サンタモニカ・ピアからイースト・ロサンゼルスまでを結ぶthe E Line (Eライン:旧エキスポ・ライン)は、現在22マイル(約35.4km)に拡張されています。

Kライン 
このシステムの最新路線であるthe K Line (Kライン)は、ジェファーソン・パークとウェストチェスターを結び、ライマート・パークやイングルウッドといった歴史的な地区を通ります。

メトロ・レールを利用して訪れることのできる世界的に有名なアトラクションや文化的スポットについては、Go Metro and Go Everywhere in LAをご覧ください。

Eastbound Metro G Line bus
Eastbound G Line bus | Photo: Courtesy of Metro/LA Tourism

メトロ・バスウェイ

メトロ・バスウェイは、2本のバス高速輸送(BRT)路線で29の駅に乗り入れています。

Gライン

2005年にオレンジ・ラインとして開通したthe G Line (Gライン)は、サンフェルナンド・バレーで西のチャッツワースと東のノース・ハリウッドを結ぶ専用バスウェイを運行しています。ノーホー(NoHo)停留所はメトロBラインに接続するパーク&ライド。Gラインは年中無休で運行し、約1マイル間隔で17の停留所があります。

Jライン

全長38マイルのJ Line (Jライン:旧シルバーライン)は、サンガブリエル・バレーのエルモンテからロサンゼルスのダウンタウン、サウスベイのハーバー・ゲートウェイ・トランジット・センターまで運行しています。Jラインも年中無休、12の停留所があります。

Metro bus in Boyle Heights
Metro bus in Boyle Heights | Photo: Courtesy of Metro/LA Tourism

メトロバス

メトロバスはグレーター・ロサンゼルス・エリアを117 の路線で運行しています。2020年、メトロはネクストジェンバス計画の一環として、ローカル、ラピッド、エクスプレスのブランドを廃止。ラピッド路線の大半は廃止されましたが、旧ローカル路線でより頻繁に運行されています。 メトロバスの路線と時刻表の詳細については、Metro websiteをご覧ください。

Martin Luther King Jr. Station on the Metro K Line
Martin Luther King Jr. Station on the Metro K Line | Photo: Courtesy of Metro/LA Tourism

アクセシビリティ

メトロでは、障害者を含むすべての利用者が200以上のバスおよび鉄道路線を含むサービスにおいてFully accessible(完全バリアフリー)であるように努めています。

  • メトロ・レイルの全路線は、車椅子の人も利用可能です。すべての駅には、道路からホームまで通路/スロープまたはエレベーターがあります。駅でエレベーターが停止した場合は、次の駅まで無料でバスに乗車できます。
  • 視覚障害のある方のために、点字と触覚標識が駅の入り口に設置されています。また、すべての地下鉄駅では、ホーム付近の階段とエスカレーターの側面に、列車の進行方向を示すサインが掲示されています。
  • メトロバスは、3輪スクーター・チェア、電動チェア、小型4輪チェアなど、あらゆるタイプの車椅子に対応しています。ただし、移動装置がスロープに収まり、車椅子固定エリア(30インチ×48インチ)まで移動できることをご確認ください。バスには、2台の車椅子が乗車可能です。
DASH bus in Chinatown
DASH bus in Chinatown | Photo: Courtesy of LADOT/LA Tourism
DASH Observatory Bus at Griffith Observatory
DASH Observatory Bus at Griffith Observatory | Photo: Courtesy of LADOT/LA Tourism

LADOT

The Los Angeles Department of Transportation (LADOT:ロサンゼルス交通)は現在、ロサンゼルスカウンティで2 番目に大規模な運営を しています。LADOTの輸送サービスは46 ルートに及び、年間約3000 万人の乗客が利用しています。

DASH


DASHは、LADOTの地域限定バス・サービス・システム。長距離の移動する乗客にとっては、メトロ・レールやメトロ・バスのフィーダーとして利用されています。ダウンタウンLAでの運行開始以来、DASHは27の近隣地域で31路線を運行するまでに拡大しました。ダウンタウンLAのDASHバスは月曜日から金曜日は午前6時から午後9時まで、土曜日と日曜日は午前9時から午後6時まで運行。 

  • ダウンタウンA - リトル・トーキョー/シティウエスト
  • ダウンタウンB - チャイナタウン/ファイナンシャル・ディストリクト
  • ダウンタウンD - ユニオン駅/サウスパーク
  • ダウンタウンE - シティ・ウエスト/ファッション・ディストリクト
  • ダウンタウンF - ファイナンシャル・ディストリクト/エクスポジション・パーク-USC

DASHバスは現在無料。DASHバスが運行する地域、ルート、時刻表については、LADOT websiteをご覧ください。

DASH天文台バス

2017年に運行を開始したDASH Observatory Bus (DASH天文台バス)は、ロサンゼルスの2つのアイコンであるグリフィス天文台グリークシアターへの便利な交通手段となっています。祝日を含む年中無休で運行。メトロBラインのバーモント/サンセット駅でDASH天文台バスへ乗り換えできます。詳細はLADOT websiteをご確認ください。

Commuter Express bus
Commuter Express bus | Photo: Photo: Courtesy of LADOT/LA Tourism

コミューター・エクスプレス

LADOTのCommuter Express (コミューター・エクスプレス)は、朝と午後のラッシュ時にダウンタウンLA発着便を運行しています。運行地域はサンフェルナンドバレーからサンペドロ、そしてそれ以遠に及び、所要時間をできるだけ短くするため、停留所の数を限定しています。ゾーン・システムで運行されているこのコミューター・エクスプレスには、ベースとゾーン1~4の5つの料金ゾーンあります。そして、料金は乗車距離とそのゾーン数に応じて設定されます。コミューターエクスプレスの31日パスとトリップチケットはすべてTAPカードで販売されています。

LAX FlyAway Bus at Tom Bradley International (Terminal B)
LAX FlyAway Bus at Tom Bradley International Terminal (Terminal B) | Photo: Courtesy of LAWA/LA Tourism

LAX FLYAWAYバス

ロサンゼルス国際空港(LAX)からは、さまざまな公共交通機関を利用できます。無料のシャトルバスは、航空会社ターミナル間を移動するシャトルとLAXとメトロCライン間を運行しているシャトルバスがあります。

ロサンゼルス・ワールド・エアポート(LAWA)が運営するLAX FlyAway® Bus (LAX FlyAwayバス)は、ロサンゼルス国際空港、ユニオン駅、バンナイズ間をノンストップで運行しています。ロサンゼルス国際空港の乗車場所は、各ターミナル前のロウアー/到着フロアにある青いフライアウェイの柱になります。料金は、片道$9.75です。

空港発着の交通に関する詳しい情報は、LAX websiteをご覧ください。


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