クラシックなビデオゲームから最新のピンボールマシン、カーニバルスタイルのアトラクションまで、ロサンゼルスのアーケードシーンは種種雑多。ピンボールルームを備えたグラッセル・パークのコミックショップから、サーカスをテーマにしたアーツディストリクトのハイテクゲームまで、ここでは様々に楽しめます。また、独自の雰囲気とゲームの専門性を備えた「バーケード」ハイブリッドもたくさんあります。
ここで紹介する店のほとんどはゲームのプレイにコインまたはトークンを利用するので、小銭または小額紙幣を用意しておくと便利でしょう。また、アーケードによっては定期的にゲームの入れ替えをするため、特定のゲームをプレイしたい場合は事前にラインナップを確認してください。
アーツディストリクト・ブリューイング・カンパニー
スキーボールを楽しみたいなら、Arts District Brewing Company(アーツディストリクト・ブリューイング・カンパニー)へ。ダウンタウンLAのトラクションアベニューにあるこのブリュワリーは、2015年からラガー、IPA、セルツァーを醸造しており、テイスティング・ルームでは豊富なセレクションから味わえます。さらに、ここではスキーボールを楽しむこともできます。食事の前、または後に、ドリンク片手に数ラウンド楽しんでみてはいかがでしょう。フリー・スキーマンデーなどのイベントもお見逃しなく。
バーケードLA
ハイランドパークのヨークブルバードにあるBarcade(バーケード)は、広々としたスペースに1980年代と90年代のピンボールやビデオゲームをメインに、人気のタイトルからあまり知られていないゲームまでをラインナップ。ミス・パックマンはもちろんのこと、レディ・バグも楽しめます。
バーケードのウェブサイトでは、現在プレイできるゲームを紹介しています。ゲームは25セントのトークンを利用、バーでは限定ビールをはじめ各種クラフトビールを楽しめ、フードメニューにはビーガンメニューも用意されています。環境意識の高いゲーマーは、バーケードがグリーン・レストランとして認定されていることや風力発電で運営されていることにぜひ注目を。入場は、通常21才以上ですが、毎月第1日曜日はファミリーデーで正午から午後5時までは保護者の同伴があれば子供も入場可能です。
ブリプシー・バー
車でウエスタンブルバードを走っていると、Blipsy Bar(ブリプシー・バー)に気づかず通り過ぎてしまうかもしれませんが、この長い歴史を持つバーに足を踏み入れると、一瞬にしてレトロゲームやポップカルチャー好きな人にとってはワンダーランドと化します。バーガータイムやターミネーター2ピンボールをプレイする前に、店内に飾られた年代物のおもちゃや小物のコレクションをじっくりとご覧ください。ゲームにはクォーターを、バーには現金のご用意を。
インスタグラムで@blipsybarをフォローして、DJナイトの情報を入手しましょう。入店は21歳以上です。
ボタン・マッシュ
ディナーとドリンク、そしてビデオゲームを楽しみたいなら、Button Mash(ボタン・マッシュ)へ。ジョセフ・ハーモンが手がけたレトロモダンなアートが、1980年代から90年代に子供だった今や大人たちのムードを盛り上げてくれます。 2022年春からは、エコーパークのレストラン/アーケード内でTacos 1986(タコス1986)が人気のティファナ・スタイル・フードを提供しています。タコスやムリータを2、3個食べれば、アクション満載のクラシックビデオゲーム、仲間とのスキーボール、モグラ叩きゲームに挑むエネルギーをチャージできるでしょう。
エイティトゥー
アーツディストリクトのEightyTwo(エイティートゥー)は、ビデオゲームとピンボールを週6日楽しめるバーケード。クラシックなアーケードがテーマのビデオゲーム・エリアでは、ストリートファイターIIやフロッガーなどが置かれています。ピンボールマシンでは、ザ・ソプラノズやゲーム・オブ・スローンズなどの21世紀を代表する作品が揃っています。エイティートゥーのウェブサイトで現在プレイできるゲームを確認できます。ゲームをしない人やセンティピードでトークンを使い切ってしまった人は、パティオでカクテルを飲みながら毎晩のDJラインナップを楽しみましょう。入店は21歳以上です。
ザ・ワン・アップ
シャーマン・オークスのガストロラウンジ/アーケードThe One Up(ザ・ワン・アップ)は、あなた好みの80年代風の自宅のような場所かも知れません。バーの足元にはターコイズ色に塗られたカセットテープとラジカセが並び、バーの上にはナイトライダーのランチボックス、食器棚には骸骨が飾られています。奥の壁にはミスターTの壁画があり、モダン・イングリッシュの曲の歌詞「I'll stop the world and melt with you」がネオンで光っています。バーとダイニングの奥にあるアーケードゲームは、無料で楽しめます。21歳以上であれば、食事とドリンクの後に、子供の頃に遊んだお気に入りのゲームで夜を過ごしてみてはいかがでしょう。
プレイヤー・ワン
ノースハリウッド・アーツディストリクトにある5,400平方フィートのPlayer One(プレーヤー・ワン)は、21歳以上の大人たちがさまざまなエンターテイメントを楽しめるバーケード。世代を超えたゲームが揃い、スーパーマリオブラザーズ世代でもギターヒーロー世代でも、ここでは楽しいフラッシュバックを体験できるでしょう。タイムマシンやゼノンなどのレトロなピンボールにも注目です。バーでは、ハッピーアワーにも登場するテーマドリンクに加え、ピンボールナイトやトリビアナイトなどのイベント情報も要チェックです。
リベンジ・オブ
グラッセル・パークのコミックショップRegenge Of(リベンジ・オブ)の奥にある小さな部屋は、まるで宇宙船の中のようで、ロサンゼルスで最もクールなピンボールマシンで埋め尽くされています。中には、彫刻が施されたプランジャー、細部にまでこだわった3Dアート、ワイルドなサウンドエフェクト、そしてビデオクリップまで、新しいスタイルのピンボールも登場。エルヴィラやマンスターズはチャンスがあればプレイすべきおすすめのマシンです。また、ショップでは新しいコミックも手に取ってみてください。
トゥー・ビット・サーカス
TWO BIT CIRCUS(トゥー・ビット・サーカス)は、ロサンゼルスの新名所としてその内容も拡大中。アーケードの定番もありますが、ここにはカーニバルゲーム、バーチャルリアリティゲーム、ストーリールームなど、ハイテクを駆使したものが目白押しです。ドクター・ボッチャーのミニッツ・メディカル・スクールやサミュエル・スイートボトムのキャンディー・カオスは、グループでプレイする脱出ゲームスタイルのエンターテイメント。多くはマルチプレイヤーゲームなので、友人たちと一緒に楽しみましょう。トゥー・ビット・サーカスのカバーチャージは、ゲームや飲食に利用できるプレイヤーカードに充当されます。週末のファミリーパッケージや、木曜日と金曜日のハッピーアワーのシングルチケットなどもあります。入場の際には契約書にサインする必要があり、時間がかかることがあるので、旅行の前に手続きしておくとよいでしょう。
ウォルツ・バー
入口に「ピンボール!」と書かれたカラフルな看板があれば、それがWalt’s Bar(ウォルツ・バー)のサインです。オクシデンタル・カレッジ近くのイーグルロックにあるこの小さくてフレンドリーなバーは、1970年代と80年代の美しいピンボールマシンのコレクションと、地元で醸造されたクラフトビールのメニューが自慢です。また、最近ではバーの裏のパティオにブラック・ライト・シューティングギャラリー・ミニアーケードをオープン。ステッカーマシンを探して、ウォルトからお土産をもらいましょう。Instagramの@waltsbarで、ピンボール・トーナメントやその他のイベントを要チェック。
Xレーンズ
リトル東京ギャラリアの3階にある5万平方フィートのXLanes(Xレーンズ)は、LAで最高のボウリング場の1つとして知られていますが、アーケードも負けてはいません。バーチャル・ダーツからカメレオン・パラダイスのような愛らしい子供向けゲームまで、全ての年齢層が楽しめるゲームが揃っています。カラオケルームやスポーツバーもあり、地元産のIPAや特製カクテル、バーバイト、おつまみや食事など、豊富なメニューが揃っています。平日の夜には、ラッシュアワー・スペシャルもお楽しみください。