行ってみよう!:雨の日におすすめの映画&TVロケーション特集(前編)

Justin Donais, © Friends Of The Observatory

今年は強いエルニーニョ現象の影響で、普段穏やかな気候のL.Aでも雨が多くなるのでは、といわれています。雨の日は腰が重くなり、家に引きこもりがちになってしまいますが、雨に濡れずに楽しめる場所、方法はいくつもあるのです。そこで今回は2回に分けて、雨に濡れずに楽しめる、映画&テレビのロケ地にスポットを当ててご紹介します!エンジョイ!

Property of Discover Los Angeles

WALK THROUGH TIME AT THE NATURAL HISTORY MUSEUM

Exposition ParkにあるNational History Museumは、アメリカで3番目に大きいNational History Museum(国立歴史美術館)です。1913年にLos Angeles County Museum of History, Science and Artとしてオープンして以来、エキシビションやイベントに力を入れてきた当美術館では、子供から大人まで幅広い層が楽しめるアクティビティーを開催しています。また施設内にはバタフライ・パビリオン、スパイダー・パビリオン、自然公園、実物大のジオラマが並ぶエリア、巨大なダイナソーホール(恐竜館)などがあり、展示会などイベントもとても充実しています。美術館に入ってすぐのロビーエリア(GrandFoyer)には、巨大な恐竜のオブジェ(ティラノサウルスとトライセラトップス)が飾ってあり、世界的にも有名です。実はこのロビー、大ヒット映画、「Pretty Woman」にも登場しているんです!映画の中では、War Memorial Opera Houseとして登場しました。当初はCity by the Bayで撮影予定だったそうですが、Loma Prieta地震により不可能となり、National History Museumが選ばれたそうです。巨大な恐竜たちを映さない様、技術を駆使して撮られたシーンは必見です!もう何度も見たという方も、これを踏まえて再チェックしてみてください!

Property of Discover Los Angeles

EXPERIENCE AN OPERA AT THE MUSIC CENTER

 22エーカーという巨大な敷地を誇るMusic Centerは、ラージ・プラザ、噴水、屋上ガーデンエリア、円形演技場、プール、野外パフォーマンスエリア、レストランにカフェ、4つのシアター(Dorothy Chandler Pavilion、Mark Taper Forum、Ahmanson Theatre、Walt Disney Concert Hall)から成り立っています。1964年に建てられたこの巨大施設内では、ミュージカルやフェスティバル、演劇にコンサート、オペラにダンスパフォーマンスなど、あらゆるジャンルのエンターテインメントが随時催されています。雨の日に行く場所を悩んでる方には是非とも足を運んで頂きたい場所です。4つのシアターを回る90分の無料のシアターツアーは、火曜日から土曜日までの朝10時30から12時30まで、開催されています。ツアーのハイライトはDorothy Chandler Pavilionです。ロサンゼルスオペラの拠点であるシアター内には3197の客席があり、その舞台はアメリカ国内で最も大きいステージの一つといわれています。大理石が印象的なロビーは、Mad Menのシーズン3で、ローマのHilton Hotelとして登場したことでも有名です。

Property of Discover Los Angeles

BROWSE THE STACKS AT THE LAST BOOKSTORE

 こちらThe Last Bookstoreは本好きにはたまらない、まさに本の天国、のようなお店です。オーナーのJosh Spencer氏がダウンタウンの小さなロフトで始めた、中古本から新書、レコードまでを取り扱うビジネスはすぐに注目を集め、現在はMain Streetにお店を移転し、16000スクエアフィートという広さの店舗で、250000冊という数の本(中古、新書ふくめ)を取り扱っています。バックルームと呼ばれるエリアだけで100000冊の本があると言い、ほとんどが1ドルなんだとか!ただの本屋さん、と思ったら大間違い!店内はアールヌーボーのインテリアを取り入れたおしゃれな作りになっていて、ちょっとしたテーマパークのような雰囲気になっているんです。部屋と部屋の間に本でできたアーチがあり、その珍しさから様々なメディアにも取り上げられました。映画にもしばしば登場しており、最近では、話題作Gone Girlのワンシーンで使われました。LAならではの本の王国で、雨の日を満喫してください!

Property of Discover Los Angeles

SEE THE STARS AT GRIFFITH OBSERVATORY’S SAMUEL OSCHIN PLANETARIUM

 Griffith Observatory内にあるThe Samuel Oschin Planetariumは、ロサンゼルスで最もユニークで歴史ある施設です。1935年に建てられたこちらのプラネタリウムはアメリカ国内で3番目に大きいプラネタリウムとして知られ現在まで数多くの人々を魅了してきました。2002年に大規模のレノベーションを経て、当初より更にゴージャスになりました。60分から90分の3つのショーが毎日上映されています。Griffith Observatoryではプラネタリウム以外にも、世界で一番大きい振り子の一つや、ソーラーテレスコプ、テスラコイルなどが展示されているLeonard Nimoy Horizon Theatreがあり、宇宙関連のエキシビションを行っていたりします。The Samuel Oschin PLanetariumもドラマや映画によく登場することで知られ、最近では Beverly Hills 90210 のシーズン3で登場しました。ドラマはデート野シーンでしたが、まさにデートにぴったりのスポットですよ!

Property of Discover Los Angeles

SHOP WITH THE RICH AND FAMOUS AT THE BEVERLY CENTER

雨の日といえば、ショッピング、ということで、かの有名なビバリーセンターでショッピングするのもおすすめですよ!1982年にオープンしたビバリーセンターは、当時は珍しかったプレキシグラス(プラスチックガラスの一種で風防ガラスやレンズに用いる)を使用したチューブのエスカレーター(パリのPompidouをまねて作った)が注目をあび、瞬く間に多くの人が足を運ぶ人気のショッピングセンターとなりました。以来レノベーションも行われてますが、現在のエスカレーターからも素晴らしい景色を眺めることができます。884000スクエアフィートという、途方もなく大きな敷地内には100以上のお店が集結しています。ルイヴィトンやバーバリー、フェラーリストアといった高級店から、スターバックスやCoffee Bean & Tea Leafといったレストランもあります。係員による駐車ができるバレーパーキングにはオプションで洗車ができるサービスがついています。全館無料のWi-fiも海外からの観光客には嬉しいサービスです。Rodeo Driveと並んでロサンゼルスのアイコンとして知られるビバリーセンターは数々の有名映画にも登場しています。L.A Story、Body Double、Ruthless People、VolcanoにMallといった作品をぜひチェックしてみてください!また、こちらのショッピングセンターはセレブやスターが良く訪れる場所としても有名ですので、「LAに来たからにはスターに会いたい!」なんて方にもおすすめです!