必見!無料で一般公開しているLAミュージアム特集

Free Museums in Los Angeles - The Broad
The Broad - Yayoi Kusama, "Longing for Eternity," 2017 [detail]. Photo: Maris Hutchinson/EPW Studio. Image: Courtesy of Yayoi Kusama (David Zwirner/Ota Fine Arts/Victoria Miro/Yayoi Kusama Inc.)/LA Tourism 

ロサンゼルスには数々の世界クラスの博物館やアートスポットがあります。今回は、その中からなんと!入場料無料で楽しむことのできるロサンゼルスのアートスポットをご紹介します。

The Broad
Third-floor galleries at The Broad
The Broad | Photo: Discover Los Angeles

アフリカ系アメリカ人消防士博物館(AAFFM)
AAFFMは、セントラル・アベニューの歴史的な消防署#30 内にあります。1997年12月、アメリカで最初で唯一のアフリカ系アメリカ人消防士博物館としてオープンしました。1階には、かつて使用されていた消火装置、過去に活躍したアフリカ系アメリカ人消防士のストーリーや写真が展示されています。そして、2階のギャラリーには、全米のアフリカ系アメリカ人の消防士の写真、遺物、その他のメモラビリアを展示しています。
 

アネンバーグ・スペース・フォー・フォトグラフィー
ロサンゼルス周辺で最初の、そして唯一の写真美術館です。アネンバーグ・スペース・フォー・フォトグラフィーでは、最先端の高精細デジタル技術と、世界で最も有名な写真家や、才能ある若手による伝統的なプリントアート作品に触れることができます。
 

ザ・ブロード
慈善活動家であるイーライ&エディス・ブロード夫妻によって建てられた壮大な現代美術館、ザ・ブロード は、彼らの2,000点に及ぶ芸術作品コレクションを収蔵しています。The Broad への一般入場は無料ですが、大変人気のある美術館なので、当日券は待ち時間が予測されます。興味のある方は、ネットからの事前予約がオススメです。
 

カリフォルニア・アフリカ系アメリカ人博物館(CAAM)
ロサンゼルス・コンベンションセンターから西に5分ほどいったExposition Park内にある美術館です。カリフォルニアからアメリカ西部のアフリカ系アメリカ人の歴史、芸術、文化を研究したり、美術品の収集を行っています。3500以上もの芸術作品、歴史的工芸品、記念品が展示されています。

カリフォルニア・サイエンス・センター
サイエンスセンターでは、来館者が実際に体験することで、人間の発明や革新、そして生き物の営みなど、さまざまなテーマについて学べる場が広がっています。常設展示ギャラリーの入場は無料(IMAXや特別展示は除く)。IMAXシアターでは、7階建ての巨大スクリーンに映し出される家族で楽しめる映画の数々が、科学の世界をまるで目の前に引き寄せてくれるかのように感じさせてくれます。

Views of the Central Garden and Pacific Ocean at the Getty Center
Views of the Central Garden and Pacific Ocean at the Getty Center  |  Photo: Yuri Hasegawa

ファッション・インスティテュート・オブ デザイン・アンド・マーチャンダイジング (FIDM)
200年以上の歴史を持つFIDMミュージアムは、現在15,000点以上のコレクションを所蔵しています。ファッショナブルなドレス、民俗服、アクセサリー、ファッションに関する定期刊行物、パターン、写真、そしてインテリアテキスタイル、スウォッチブック、刺繍見本などが展示されています。
 

フライトパス・ミュージアム&ラーニングセンター
ロサンゼルス空港に隣接するフライトパス・ミュージアム&ラーニングセンターは、主要空港にある唯一の航空博物館兼研究センターです。民間航空における南カリフォルニアの歴史と発展に貢献している施設です。
 

UCLAのファウラー博物館
UCLAの芸術学部の一部であるファウラー博物館は、アフリカ、アジア、太平洋、アメリカの古代から現代までの芸術作品と文化にまつわるものが展示されています。
 

ゲティ・センター
ブレントウッドの丘の上に佇むゲティ・センターには、ヨーロッパの絵画、素描、彫刻、彩色写本、装飾芸術、写真などが展示されています。ゲティ・センターへの入場はいつでも無料です。駐車場は1台20ドルですが、午後3時以降は15ドルになります。駐車場や一般入場には予約は必要ありません。
 

ゲティ・ヴィラ
古代ギリシャ、ローマ、エトルリアの芸術と文化を学べる美術館であり、教育施設でもあるゲティ・ヴィラ。44,000点あまりの古代美術品を所蔵し、そのうちの1,200点余りが展示公開されています。ゲティ・ヴィラへの入場はいつでも無料ですが、入場にはチケットが必要です。チケットは、事前または当日、www.getty.edu または (310) 440-7300 でご予約いただけます。駐車場は1台につき20ドルですが、午後3時以降は15ドルになります。

Wilder Hall of the Eye at Griffith Observatory
Wilder Hall of the Eye at Griffith Observatory  |  Photo: Yuri Hasegawa

グリフィス天文台
ロサンゼルスにおいて、最大の文化的アトラクションのひとつであるグリフィス天文台からは、太平洋からダウンタ​​ウンLAまでの壮大な景色を眺めることができます。 1935年に一般公開されたグリフィス天文台は、公衆天文学の国家的リーダーとして、観光客やローカルからも愛されてきました。天文台敷地内への入場、展示物の閲覧、また望遠鏡はいつでも無料で利用することができます。サミュエル・オシン・プラネタリウムでプログラムを見るには、わずかですが料金が発生しますのでご注意ください。
 

ハマー美術館
ウエストウッド・ビレッジのウィルシャー大通りとウエストウッド大通りの角にあるハマー美術館は、クラシックから現代まで数多くのコレクションを揃えていて、芸術的表現の深さ、多様性をその展示から教えられる。大学の運営という名の通り、UCLAで芸術を勉強する学生によるガイド・ツアーもあります。
 

ハリウッド・ボウル博物館
LAの最もアイコン的な音楽会場内にあるこちらの博物館は、20世紀から21世紀までに活躍した有名アーティストがどのようにしてキャリアを築き、どれだけボウルが影響を与えたかということを展示を交えて紹介しています。コンサート会場に訪れた客は、演奏前にこちらを無料で訪れることができます。
 

ロサンゼルス・ホロコースト博物館(LAMOTH)
The Grove の近くのパンパシフィックパークにあるLAMOTHは、アメリカ国内で最古のホロコースト博物館として有名です。ホロコーストの歴史をできるだけ客観的に紹介しています。そのため、LAMOTHには、個々が持つストーリーが伝えられるように、できる限り多くのアーティファクトが展示されています。
 

ホームステッド博物館
ホームステッド博物館は、シティー・オブ・インダストリー内の広大な敷地にあります。ウィリアムとニコラサ・ワークマンが1840年代に建てたアドービを中心に、1870年代に建てられたカントリーハウス「ワークマンハウス」、建築工芸で知られる1920年代のスペインコロニアルリバイバル様式の「ラ・カサヌエバ」、メキシコ領カリフォルニア最後の知事のピオ・ピコをはじめ多くの開拓者の遺骨が眠る、地域で最も古い個人墓地の「エルカンポサント」などを展示しています。
 

ICA LA
近年、急成長しているアーツ・ディストリクトにあるこちらの現代美術館では、分野を超えて、あらゆる媒体や手法のアートを、ダイナミックに展示しています。また、様々な世代に向けた教育プログラムも実施しています。こちらの美術館は、すべてのアートファンに向けて、現代アートがより身近になる事を目指しています。BBQなど、ファミリー向けのイベントなども開催されていますので、カレンダーをチェックしてみてくださいね。
 

ラプラザ・デ・カルチュラ・ヤ・アルテス
メキシカンーアメリカンのユニークな文化にフォーカスした、現代美術館です。ミュージアム内では、年間を通して様々なエキシビションやプログラムを行っており、それらを通してメキシカン・アメリカンの歴史を学ぶことができます。El Pueblo De Los Angeles Historical Monument の近くにある LA Plaza 内は、2.2エーカーに広がる巨大なキャンパスとなっており、歴史的建築物と、新たに改修工事の行われたモダンなビルがあり、周りをおよそ2800平米のガーデンに囲まれています。とても美しい場所なので、ぜひ一度足を運んでみてください。

"Airplane Parts" by Nancy Rubins at MOCA Grand Avenue
Nancy Rubins, Airplane Parts (2003) at MOCA Grand Avenue | Photo: The Broad

現代美術館(MOCA)
1979年に設立されたMOCAは、ロサンゼルスで唯一、アーティストが設立した美術館で、現代美術のコレクションと展示をしています。MOCAは、世界で最も魅力的な現代美術のコレクションのひとつ。約7,000点の作品を収蔵し、画期的で歴史的に重要な展覧会を開催してきた歴史があります。MOCAグランドアベニューとリトル東京のThe Geffen Contemporaryへの無料入場は、2020年1月11日から開始しています。
 

ネザーカット・コレクション
ネザーカット美術館は、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスで優勝した自動車を含む、130台以上の世界最高級のアンティーク、ビンテージ、クラシックなど、特別な自動車を展示しています。4つのフロアにまたがるコレクションには、自動車のマスコット、アンティーク家具、時計、そして世界有数の機械式楽器のコレクションもあります。
 

ペイリー・センター・フォー・メディア
ビバリーヒルズの中心部にあるペイリー・センターでは、ニュース、公共番組、ドキュメンタリー、舞台芸術、子供向け番組、スポーツ、コメディ、バラエティ番組、コマーシャルなど、約100年にわたるテレビとラジオの歴史と、16万以上の番組を集めた国際コレクションを見る事ができます。また、ペイリー・センターでは、年間を通じて毎日上映会や一般向けプログラムを開催。入場は無料。寄付の目安は、大人10ドル、学生・シニア8ドル、14歳以下の子どもは5ドルです。
 

トラベル タウン交通博物館
グリフィスパークにある、トラベルタウン交通博物館では、1880年から1930年代までの南カリフォルニアとロサンゼルス地域における、鉄道輸送の歴史を紹介しています。鉄道コレクションの中には、43台の本格的な鉄道エンジン、自動車、その他、車両などがあります。大人1人3.50ドル、子供1人3ドルで博物館を一周するミニチュア電車、トラベルタウン鉄道を楽しむことができます。
 

ウェンデ・ミュージアム
LA出身で近代ヨーロッパ史の研究者であるJustinian Jampol氏が設立したWende Museum of the Cold Warは、10万点を超える芸術品、アーカイブ、個人史のコレクションなど、共産圏の視点で見た冷戦の資料を収蔵しています。

Night view of Chris Burden's "Urban Light" at LACMA
Chris Burden - "Urban Light" (2008) at LACMA | Photo: Discover Los Angeles

ロサンゼルスの有名な美術館や文化施設では、曜日ごとに入場料を無料にしている所もあります。詳しくはリンク先をご覧ください。