大ヒットアクションムービーのロケ地ベスト12！ パート2

LAを舞台にしているものはもちろんのこと、他の都市を舞台にしている映画でもロサンゼルスで撮影が行われていることが多くあります。今回もそんなロサンゼルスで撮影された映画のロケ地をご紹介します！

1989年の『リーサルウェポン２』で、最も印象に残ったシーンといえば、ラッドという名の駐ロスアンジェルス南アフリカ総領事の自宅を、メル・ギブソンがトラックで引っぱり壊すシーン、という方も多いのではないでしょうか？あのシーンの「家」は、LAローカルならば誰もが知る、GarciaHouseという建物なのです。Garcia Houseは1962年に建築家John Lautner氏がジャズミュージシャンのRuss Garcia氏のために建てた、目の形をしたユニークな建物です。映画を見て不安になった方、ご心配なく！撮影にはレプリカが使われ、Garcia Houseは現在もハリウッドヒルズに建っています。 La Cuestaドライブからは、スタイリッシュなその建物をじっくりと見ることができますよ！

1982年公開の『48時間』で、主人公のニック・ノルティと期限付きで仮出所中のエディー・マーフィーが初めて派手にけんかをした後、けんかの汚れを落とそうとサンフランシスコのガスステーションで停まるシーンがあるのですが、こちらのシーンは実際にはサンフランシスコでなく、ハリウッドで撮影されました。登場するガスステーションは、1935年にギルモアファミリーにより、ギルモア・オイルカンパニーが所有するGilmore Gasoline Filling Stationとして建てられました。ギルモアファミリーは他にもOriginal Farmer`s Marketやハリウッドスターのベースボールチームの拠点として有名だったGilmore Fieldなども建設しています。90年代に入り、不況の影響を受け、ガスステーションは経営不振に悩まされていましたが、最近ではMelrose Neighnorhood Associationにより復元プロジェクトが進んでいるそうで、敷地内にはスターバックスのドライブスルーができる予定だとか！楽しみですね！

1988年の大ヒット作、『Die Hard』に出てくる「Nakatomi Plaza（ナカトミ商事）」は20th Century Fox本部として世界的に有名なFox Plazaだったのをご存知でしょうか？ブルース・ウィリス演じるNY市警刑事部長は、別居中の妻に会うため、妻が務めているナカトミ商事のクリスマス・パーティへ向かうのですが、このパーティー会場の舞台が、492フィートを誇るFox Plazaの30階だったのです。その後はご存知の通り、突如、西ドイツ人テロリストのグループが重武装で乱入してきて、ハラハラドキドキのストーリー展開となっていきます。ベーコンのような形をした独特の建物は、内部の一般公開はされていないものの、建物そのもののたたずまいが観光名所としても人気をよんでいます。『Die Hard』意外にも『Speed』や『No Man`s Land』、『リーサルウェポン２』といった作品に登場しています。

1985年のアクションムービー『Commando』で、主人公演じるアーノルド・シュワルツネッガーが誘拐された自分の娘を救出するため、 Surplus City Jeep Parts Co. に武器を調達しにいきますが、実はSurplus City Jeep Parts Co.はLAに実在するお店なのです。映画内では撮影仕様にレノベーションされ、華やかな感じになっていますが、実物を見れば、「このお店はあの映画の・・・」と認識できる方が多いそうです。1984年のティーンコメディー、『The Wild Life』や、マイケルジャクソンのヒット曲のMV『Black and White』にも登場しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね！『Commando』の別のシーンで登場するMount BaldyもLAから北東に45分ほどいった、割と近い場所にあるので、ドライブがてらに2カ所のロケ地めぐりをするのもおすすめですよ！