今話題のL.A発祥プロジェクト、Global Angel Wings Projectを徹底解説！（前編）

Global Angel Wings Projectは、2012年にアーティストのColette Millerさんが始めたプロジェクトです。「参加型（羽の前で写真を撮ったりすることができる）の天使の羽をモチーフにしたストリートアートを通して、私たちはみんな地球に生まれ落ちた天使だということを表現したかった」というMillerさん。カラフルで美しい天使の羽第一号は、はダウンタウンL.Aのアート地区に描かれました。特に特別なPRをした訳ではなかったそうですが、羽の前でポーズした写真をソーシャルメディアにアップする人々が徐々に増え、一大ムーブメントとなりました。

現在この天使の羽はL.Aだけでなく、メキシコにケニヤ、オーストラリアといった国々でも見ることができます。2015年、Culver Cityで開かれたTED×Culver City で、Global Angel Wings について熱く語ったMillerさん。このプロジェクトが日本にやってくる日もそう遠くないかもしれませんね！

プロジェクト始動のきっかけとなった初代のAngel Wingsが描かれたのは、ダウンタウンのArts District、Traction and Hewitt です。ごく最近、Millerさんは、もう一対の新たな羽を描くためこの地域を訪れました。City Of Angels（天使の街）とよばれるロサンゼルスは、美しいストリートアートとアーティスティクな壁画で有名な街です。異なった文化が混在するこの街で、このプロジェクトが始まったことに意味があるというMillerさんは、頑張れば、誰もが地球のためになれるという信念を持ち、創作活動に励んでいるそうです。

同じくダウンタウンのArts DistrictにあるAngel City Brewery（エンジェルシティー醸造所）はビルディングに描かれた壁画アートが美しいことで有名なスポットです。もちろんアートだけでなく、こちらのクラフトビールセレクションもおすすめなので、訪れた際は一杯飲むのをお忘れなく！ちなみに、壁にはMillerさんの天使の羽の他に、antigirl作のHeart of Los Angeles、少々不気味な、JR作のThe Wrinkle of the City シリーズが描かれています。

数あるAngel Wings(天使の羽）の中で、最も写真に撮られた回数が多いといわれているのが、ダウンタウンの446 S.Main St.にあるRegent Theatreの正面ドアに描かれたAngel Wingsです。L.A在住の有名フォトグラファー　Gary Leonard氏は、市長のEric Garcettii氏を始め、多くのアンジェリーノ（ローカル）たちをこの羽の前で撮影してきたといいます。つい最近開かれたLeonard氏の個展「City of Angels:Portraits」では、このAngel Wingsの前で撮られた32の美しい作品が展示されたそうです。