一度は足を運びたいLAおしゃれ屋外ダイニングガイド！(後半)

頰に風を感じながら、屋外での食事を楽しむ、Al fresco dining。ロサンゼルスでは Al fresco diningが楽しめる、スタイリッシュなレストランがたくさんあります。今回は中でも特におすすめの12軒を大特集しています。後半も素敵なお店が登場しますので要チェックです！

West HollywoodにあるLucquesは、近々20周年をむかえる人気レストランです。平穏な雰囲気のただよう中庭はとても美しく、ファンが多い事で知られています。Lucquesのオーナーは、ジェームスビアード賞（食のオスカー）を受賞した経験もあるSuzzane Goinシェフと、ビジネスパートナーのCaroline Styneさんです。2人はLacquesの他にもa.o.c、Tavern、The Larderを手掛けています。

馬車などを収納するキャリッジハウスだったというレストランの店内は、温かみのあるレンガの壁で統一され、バーの前には大きめの暖炉があり、アットホームな雰囲気をかもし出しています。白いテーブルクロスがかけられたテーブルが並ぶダイニングエリアを通ると、アイビーのツタで覆われた高い壁が特徴的なパティオ（中庭）にたどり着きます。

フランス産をメインに取りそろえた種類豊富なワインはどれも美味しいと定評で、Goinシェフが織りなすカリフォルニアン＆地中海スタイルの創作メニューにとてもマッチします。前菜のおすすめは、グリルしたアスパラガスをホワイトビーン、モルチーラ(ブラッド・ソーセージ）、フライドエッグとグリーンガーリック・グレモラータ（イタリアのソース的料理）でいただくメニュー。メインには、ソテーした野菜、チポリー二（紫玉ねぎ）とホースラディッシュ・クリームが添えられた、じっくり煮込んで焼いた牛のショートリブをどうぞ。デザートには、店ご自慢のルバーブ・タルトをお忘れなく。

West HollywoodにあるThe Ponteは、有名なレストラン経営者、Stephane Bombetが手掛ける、イタリアンスタイルのレストランです。人気のパティオにはイタリアンタイルが使われ、まわりは、アイビーのツタで覆われた漆喰の壁で囲われています。パティオ内には年代物の木があり、その枝がエリア内をカバーする屋根のような役割りもはたしています。

キッチンを管轄するのはジェームス・ビアード賞の受賞者でもあるScott Conantシェフで、バラエティ豊かなイタリアンメニューを提供しています。看板メニューはpasta al pomodoroで、とても有名です。ダック・アニョロッティ（ダックのラビオリのような料理）、osso bucco（仔牛すね肉の煮込み）などの人気メニューをはじめ、全てのメニューはシェアリングサイズでボリューム満点なので、数人のグループで訪れる事をおすすめします。自家製ビターを使用した創作カクテル、イタリア産のワイン共に種類豊富で美味しいですよ。デザートにはバナナ・プディング（banana budino)を強くおすすめします！

Downtownにある19世紀の歴史的建築物、Cathedral of Saint Vibiana内に位置するRedbirdは、シェフでオーナーのNeal Fraser氏が手掛ける、スタイリッシュなレストランです。店内に入るとすぐに、モダンなバーとラウンジエリアがあり、さらに奥に入ると、なんともゴージャスな中庭が現れます。中庭のダイニングエリアには格納式の屋根がついていて、雨の日以外（L.Aではほぼ毎日！）はオープンエアとなっています。ディナータイムには、満天の星空を見ながら、ロマンティックな雰囲気の中でおいしい食事を堪能することができます。ディナータイムの他に、週末はブランチも営業しています。最高級の肉とクリエイティブな野菜料理を取り入れたモダンなアメリカン料理をお楽しみいただけます。めずらしい種類のある、グローバルな（産地の）ワインリストも魅了ですよ。

Salazarは、Silver LakeとGolden State Freewayの間にある、L.A Riverの隣に位置するメキシカン・バーベキューレストランで、その昔、Frogtownと呼ばれ親しまれていたエリアにあった、自動車車体修理工場内に建てられています。砂漠をおもわせるデザインの敷地内に、カラフルなイス、そしてテーブルとともに、サボテンやパーゴラ（つるなどをまとわせた棚を屋根としたあずまや）が設置されていています。おすすめメニューはメスキート・グリルで調理されたリブアイ、そして旬の魚です。自家製トルティーヤでいただくタコスもイチオシですし、ベジタリアンメニューも美味しいと定評がありますよ。また、金曜日から始まるウィークエンド・ブランチも人気です。メキシカン・スタイルの創作カクテルにクラフト・ビール、そしてバラエティ豊富なメキシカン・ソーダもお楽しみいただけますよ。

Silver LakeにあるSawyerは、常ににぎわっているホットスポットとして有名なレストランです。Beau Laughlinさん、 Brett Cranstonさん、そして Jay Milliken さんがタグを組みオープンさせたSawyerは、田舎風でありながら、シックでスタイリッシュなデザインが特徴のレストランで、店内にはハンドペイントされた壁、花柄のウォールペーパー、ウッド・フロア、床から天井までのびた一枚窓が設置され、床にはブルーのタイルが敷きつめられています。エアリーなオープンエアパティオもとてもリラックスした雰囲気で素敵です。パティオのダイニングエリアには、ブロックテーブルとウィンザーチェア（背の高い木製のイス）がU字に置かれており、中央にはスタイリッシュな暖炉が設置され、まわりをブーゲンビリアとオリーブ、樺の木にかこまれています。

ヴォッカとアペロル、ウォーターメロン・シナモン・コーディアルとレモン汁を加えた爽やかなクラフトカクテル、St. Augustinはおすすめの一杯です。クラブのマカロニチーズやメイン産のロブスター・ロールなど、シーフードを取り入れたカジュアルなメニューはどれも美味しいと評判です。ぜひこの機会にL.Aの人気店で、楽しい時間を満喫してください！

Sawyerと同じくSilver LakeにあるWolfdownは、ディナータイム限定でオープンしている小さなレストランです。Wolfdownに足を運ぶと、一番最初に目に入るのが、テーブルと木々、キラキラとしたライトでデコレーションされたウッド・パティオで、まるでツリーハウス（子供が遊ぶ樹上の家）に訪れたような気分にさせてくれます。左側には2階建てのレストランがあり、店内にはオープンキッチンと、共同テーブルにもなっているバーがあります。屋内、屋外共に、田舎風でカジュアル、かつアットホームな雰囲気がただよっていて、ウッドパティオは、あたたかな夏の夜に訪れるのにぴったりのスポットといわれています。

シェフでオーナーのJasonさんと Chrissy Kimさんが手掛けるのは、アジアンスタイルのメニューです。コリアン・フライド・チキンのキャベツ＆セロリのコールスロー添えは一度は食べておきたいイチオシメニューです。ココナッツブラックライスやシュリンプとチキンのダンプリングもおすすめですよ。ベジタブルメニューもどれも美味しいです。お食事のおともに、お酒やワイン、クラフトビールもどうぞ。デザートには、伝統的な韓国の雑穀を使用した「misugaruティラミス」をオーダーするのをお忘れなく。L.AではWolfdownでしか食べる事のできない、レアメニューです！

L.Aで一度は足をはこびたい、おしゃれな Al Fresco Diningをご紹介してきた今回の特集、いかがでしたか？ロマンティックなお店にゴージャスな高級店、そしてカジュアルなお店と、さまざまなお店が登場しましたよね！その時の気分に合わせて、お好きなお店に足を運んでみてください！きっと最高に素敵な時間が過ごせるはずですよ。