ダンス界のパイオニア、 American Ballet TheatreのプリンシパルサンダーStella Abreraのダンスを見に行こう!

Stella Abrera in "Le Corsaire" | Photo by Rosalie O’Connor, courtesy of American Ballet Theatre

このたび、バレエダンサーのStella AbreraによってL.Aのダンス界に新たな歴史が刻まれました。南パセデナ出身のStella Abreraは、フィリピーノ・アメリカンとしてはじめてAmerican Ballet Theatre(ABT)のプリンシパルダンサー(クラシカルバレエダンサーとして主役を演じる最高の地位)に抜擢されたのです。1937年に創設したABTは世界でも最高峰といわれているクラシカル・バレエ・カンパニーで、2006年には国会で"America's National Ballet Company"(アメリカの国立バレエ団)のとして認識され、制定されました。

 

南パセデナ出身のAbreraさんは5歳からバレエを初めました。幼少期には家族の都合でSan Diegoとオーストラリアへ移り住む事になりましたが、彼女のバレエへの情熱は消える事なく、どの土地にいってもバレエは彼女の生活の中心にあったといいます。10歳の頃には一日少なくとも5時間は練習していたといいます。

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Stella Abrera in "The Nutcracker" | Photo by Rosalie O’Connor, courtesy of American Ballet Theatre

 

16歳になるとAbreraさんの才能を見た当時のABTのアシスタント・アーティスティック・ディレクターRoss Stretton氏が、彼女にオーディションを受けさせました。1996年にはCorps de ballet(バレエ団)の一員としてABTに入団し、2001年彼女が23歳の頃にはソリストとしてのパートがもらえるようになりました。

30歳をむかえるとAbreraさんを悲劇がおそいます。背中一帯と座骨神経を痛めてしまい、危うくダンサー生命がたたれそうになってしまったのです。幸いけがは完治しましたが、ステージに戻るのには18ヶ月もかかりました。

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Stella Abrera in "The Bright Stream" | Photo by Gene Schiavone, courtesy of American Ballet Theatre

 

驚く事にけがからの復帰後、Abreraさんは以前にもまして素晴らしいダンサーへと変貌を遂げました。2015年には37歳にしてABTのプリンシパルダンサーに抜擢されたのです。NBC Newsでは奇跡の物語として、プリンシパルダンサーになるまでの彼女のストーリーを大々的に取り上げました。

今年始めには、Care.comの創設者Sheila Lirio MarceloさんとNew York City Human Rightsの代表者である Carmelyn Malalisさんとともに、Philippine Consulate General New York により、顕著な功績を評し、活躍しているフィリピーノの女性に与えられる栄誉ある賞「Distinguished Filipino Women of 2016」に選出されました。

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Misty Copeland and Roman Zhurbin in "Firebird" | Photo by Gene Schiavone, courtesy of American Ballet Theatre

AMERICAN BALLET THEATRE AT THE MUSIC CENTER

Abreraさんにとって今年はABTに入団してからちょうど20周年目のアニバーサリーイヤーになります。今年の夏(7月8、9、10)は、Dorothy Chandler Pavillionで踊る事が決定しています。南カルフォルニア出身のプリンシパル、Misty Copelandさんも出演が予定されています。

ABTのプログラムの振り付けはすべて、バレエ団のレジデンスであるAlexei Ratmansky氏が行っています。2012年に上演されたストラヴィンスキーの「火の鳥」、ショスタコビッチの「Symphony #9」、レオナード・バーンスタインの傑作「Serenade after Plato`s Symposium」など、どの作品も素晴らしく大変高く評価されています。

「火の鳥」-SPECIAL BENEFIT PERFORMANCE(JULY 7,2016)

7月7日The Music Centerでは、Alexei Ratmansky氏が手掛ける「火の鳥」が上演されます。Stella Abreraさん、そしてMisty Copelandさんがプリンシパルとして出演します。オーケストラの奏でるイーゴリ・ストラヴィンスキーの迫力ある音楽をバックに、ダンサー達が華麗な舞を魅せます。ストーリーは、幸運の象徴とされる火の鳥が邪悪な魔王に翻弄される恋人達を救い出すというもの。素晴らしいセットときらびやかな衣装も手伝い、最高にゴージャスな舞台となっています。

Special Benefitと題された今回の公演は、同時進行でさまざまなファンドレイジングを行うイベント「The Music Center`s Sommer Soiree」の一部として開催されます。(ファンドレイジングとは民間音非営利団体や施設が活動のための資金を個人、法人、政府などから集める行為の総称です)集められた資金は、Music Centerに関連したアート教育、ダンス、コミュニティープログラムなどに利用されます。

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Stella Abrera in "Leaves are Fading" | Photo by Rosalie O’Connor, courtesy of American Ballet Theatre

 

The Music CenterのCEOであるRachel Mooreさんこう語っています。「現在ロサンゼルスのアートシーンはとても重要な時期をむかえています。The Music Centerではあらゆる面で境界線をなくすであろう、新たなジェネレーションの表現者たちに最大の敬意をはらい、その事をほこりに思っています。なぜならみなさまに今までにない、より素晴らしい体験をして頂けると確信しているからです。」

 

更に詳しい情報や、今後の公演の予定を知りたい方は、The Music Centerのオフィシャルサイトをご覧ください!