スタイリッシュなFairフード(屋台ごはん)in LA!(前編)

写真提供:Border Grill

日本で「Fair food(屋台ごはん)」と言えばたこ焼きに焼きそば、チョコバナナなどですが、アメリカにはアメリカの「Fair-food(屋台ごはん)」があるんです!そして日本と同様、お祭りの時期しか食べられない、と思っている方が多いようなのですが、最近ではポピュラーな「Fair food(屋台ごはん)」をスタイリッシュにアレンジして通年提供しているお店がふえてきているのだとか!今回はLAで食べられるイチオシの「Fair Food(屋台ごはん)」メニューを10品ピックアップしました!

Property of Discover Los Angeles
写真提供:Joshua Lurie

B SWEET DESSERT BAR

B Sweet Dessert Barはこれまでケータリン&モバイル専門のビジネスを展開し、人気を集めていたシェフ、Barb Batisteさんが2014年の8月にジャパンタウンにオープンしたデザート・バーです。看板メニューのHaloは、CulverCityのベーカリーから取り寄せた、アイシングがかかった穴の空いてないドーナツにアイスクリームを挟んだ、甘党にはたまらない至極の一品です。ubeとよばれる紫芋のフレーバーと抹茶フレーバーのアイスクリームはMagnoliaというアイスクリーム店から、他のフレーバーはThriftyというお店から取り寄せているのだとか。どちらのアイスクリーム店もLAでは名の知れた有名店です。シェフが手がけるスイーツ・マジックをぜひ一度ご堪能ください!

Marie Antoinette's Head at Barton G. | Photo by Joshua Lurie
Marie Antoinette's Head at Barton G. | Photo by Joshua Lurie

BARTON G. THE RESTAURANT

Barton G. The Restaurantはマイアミ在住のシェフ、Barton G氏が2014年にウェスト・ハリウッドにオープンしたレストランです。グレーで統一された店内にところどころにピンクや紫などのインテリアが目を引く、おしゃれな作りのお店です。「盛り付け」にとことんこだわるというシェフは、デザートには得に気を使っているそうです。ペイストリーシェフのMicheal Lunaさんと共同で開発したのはその名も「Marie Antoinette`s Head-マリーアントワネットの頭」というメニューで、バブルガム・コットン・キャンディーというピンクのわた飴をフィーチャーした独創的な一品です。ベースにとなる部分には、クリームチーズ風味の粉砂糖がかけられ、クリームチーズにディップされたイチゴがトッピングされた、何ともリッチなバニラケーキのスライスが盛りつけられています。その周りにはイチゴとラズベリー、クリームチーズにホイップクリームが宝石の様にちりばめられ、とにかくゴージャスな見た目になっています。なぜ「頭」なのか、という質問に対し、「ギロチンで亡くなったから」という節もあるのだとか!何ともシュールな感じがしますが、一度は食べてみたいトレンディーなスイーツです!

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写真提供:Border Grill

BORDER GRILL - SANTA MONICA

Fair(お祭り)にディープフライされたアヴォカドがないというのは、アメリカン・ローカルにとっては考えられないことだそうです。それほど、ディープフライされたアヴォカドはFair foodとして定着があるのです。こちらBorder Grillでは、ディープフライされたアヴォカドをアレンジした美味しいメニューが頂けます。こちらではアヴォカドを揚げる前にキノアとアマランス(ひゆ科の植物)、ブラックセサミにまぶします。それをディープフライした後、チポトレ・サルサとグリルされたコーン・レリッシュ、オニオンのピクルスと一緒にソフトなコーントルティーヤに挟みます。通称「 Avocado Tacos」とよばれるこちらのメニューはオーガニックライスとブラックビーンズとセットでいただくことができます。一度食べたら忘れられない味ですよ!

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写真提供:Joshua Lurie

CHURRO BOROUGH

チュロスって美味しいですよね!チュロスオンリーでももちろん美味しいですが、アイスを挟んだらより一層美味しくなると思いませんか?Churro Boroughでは、そんな甘党にとってのドリームメニューがリアルに頂けるんです!Los Feliz Villageに2015年に突如現れたこの新生デザートは、サクサクとしたディスク型のチュロスを自家製のアイスクリームで挟んだChurro Boroughオリジナルのメニュー。オーダーを受けてから揚げられ、シナモンシュガーがふりかけられるという出来立てホカホカのチュロスはメニューボードに描かれてあるどんなフレーバーとも相性抜群です!スパイシーホット・チョコレートにキハマスゲ(Cyperus esculentus)の地下茎の汁やお米などを主原料として、砂糖や蜂蜜、スパイス等で作るオルチャータ・シャーベット、ストロベリーバターミルクなど、どれも美味しそうなメニューばかりで目移りしてしまいますよ!

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写真提供:Joshua Lurie

CORAZON Y MIEL

 

BellにあるCorazon Y Mielは、オープンする前から話題を集めていたことで知られる人気のラテン系レストランです。どのメニューも美味しいですが、おすすめはpan con chompipeで、漫画『原始家族フリントストーンズ』に出てくるような、Fair(お祭り)ではおなじみのターキーレッグをアレンジした一品です。pan con chompipeは、エルサルバドル風のオープンサンドイッチで、2パウンドはあるというターキーレッグがフィーチャーされています。ターキーは24時間塩、砂糖、ベイリーフ、ペッパーコーン、ガーリックの入った塩水に浸された後、油でじっくりと調理されます。出来上がったターキーには、マヨネーズ、マスタード、溶けたバターがトッピングされます。その上にCurtidoとよばれるキャベツのサラダ、ベビーキャロットやチリ、カリフラワーやラディッシュのピクルス、更にはケーパー、トマトに亜ナットシード、ごま、パンプキンシード、ウスターシャーソース、ケーパー汁が入ったオリジナルのソースが足されます。何ともリッチなこのメニュー、ターキーを調達する関係で夏の間は食べられないのですが、9月の第一月曜日、レイバーデー以降に毎年登場し人気を集めているそうですよ!