ウォルト・ディズニー・コンサートホールの見どころTOP10
ダウンタウンのグランドアベニューで一際目立つウォルト・ディズニー・コンサートホールは、2003年10月のオープン以来、ロサンゼルスを象徴するスポットとして人々を魅了し続けています。2200人以上収容可能なコンサートホールはロサンゼルス・フィルハーモニック楽団とロサンゼルス・マスター・コラールの拠点としても知られています。
プリッツァー賞受賞経験のあるフランク・ゲーリー氏による建築デザインと日本人音響設計家の豊田泰久氏による音響デザインは世界的にも高く評価されています。
世界トップクラスのコンサートホールで必見の見どころTOP10と隠れた魅力をご紹介します。
1. コンサート
グスターボ・ドゥダメルが音楽監督兼芸術監督を務めるLA Phil (LAフィル)は、世界屈指のオーケストラとして広く知られてます。ウォルト・ディズニー・コンサートホールで開催されるコンサートは、クラシックからジャズ、ワールドミュージックまで、世界最高峰の音楽家たちや期待の若手音楽家による演奏を楽しんで頂けます。ホリデーシーズンには、クリスマスの雰囲気いっぱいになります。
今後のコンサートの詳細やチケット購入については、LAフィルのウェブサイトをご覧ください。
「ウォルト・ディズニー・コンサートホールと言ったら?」という質問に、「パイプオルガン」と答える人もいるぐらい、ウォルト・ディズニー・コンサートホールのパイプオルガンは存在感があり、見る人を惹きつける魅力があります。建築家のフランク・ゲーリーは、オルガン製作者のマニュエル・ロサレスとキャスパー・フォン・グラッター・ゴッツと協力して、ダイナミックなデザインのパイプオルガンを作りました。印象的な木製のパイプは、通常ほとんどのオルガンでは隠されていますが、客席の壁や天井と視覚的なつながりを持たせるため、あえて目立つようにデザインされています。湾曲したパイプ(ゲーリーが付けた愛称「フレンチフライ」)は特にユニークなデザインです。
この魅力を体感しに、ぜひオルガン・リサイタルへお越し下さい。
3.見学ツアー
ウォルト・ディズニー・コンサートホールは、音声ガイダンスを聞きながら巡るオーディオツアーと、ガイドによるツアーの2種類のツアーを体験することができます。また、拡張現実(AR)を使って屋内外の仮想空間を巡ることもできます。
無料の音声ガイドツアーは年間を通して利用でき、コンサートホールの構想から完成までの歴史、建築家フランク・ゲーリーやホールに関する様々なことを、自分のペースで周りながら学ぶことができます。ナレーションは、エミー賞やトニー賞を受賞した俳優ジョン・リスゴー。毎日午前10時から午後3時まで、予約不要です。
有料のガイドツアーでは、建物の内部や庭園をガイドと散策しながら、様々な解説を聞くことができます。個人および14名以下のグループは無料、15名以上のグループは1名につき15ドル。60分のツアーはグランドロビーからスタート。注:リハーサル、公演、特別イベントのスケジュールが常に入っているため、オーディトリアムの内覧はできませんのでご了承ください。
Thought Experiments in F# Minor
LAフィルのミュージシャンでマルチメディア・アーティストのジャネット・カーディフとジョージ・ビュレス・ミラーによって制作された「Thought Experiments in F# Minor」では、ARの仮想空間を体験することができます。iPad Miniとヘッドフォンを使って、ウォルト・ディズニー・コンサートホールに見え隠れする空想の世界を40分かけて散策します。このAR体験ツアーは、月曜日から土曜日の午前10時から午後2時まで。対象年齢は10歳以上です。
4. ザ・ライブラリー・オブ・コングレス/イラ・ガーシュイン・ギャラリー
ウォルト・ディズニー・コンサートホールの2階にある、議会図書館アイラ・ガーシュイン・ギャラリーは、ホジェッツ+ファングが設計した穴場スポットです。ギャラリーでは、2年ごとに新しいコレクションを開催しています。コンサートホールのツアーに参加している方、もしくはコンサートを見に来ている方であればどなたでも自由に入ることができます。
5. A ROSE FOR LILLY - ブルーリボンガーデン
Blue Ribbon Garden(ブルーリボンガーデン)は、ウォルト・ディズニー・コンサートホールの屋上にある庭園で、1エーカーはあるといわれる敷地内に美しい緑や花々が茂っています。庭園のハイライトは、薔薇とオランダ王室御用達の陶器Royal Delftを愛していたことで知られるLillian Disneyへのトリビュートとして、ウォルト・ディズニー・コンサートホールの建築家フランク・ゲーリー氏がデザインした「A Rose for Lilly」(リリーにバラを)とよばれる噴水です。デルフト磁器やタイルの割れた破片を何千枚も敷き詰めた大きなバラで、世界にひとつだけのモザイク画を作り出しています。
プライベートなイベントや子供用のプログラムを開催することもあるそうですが、コンサート前後にこちらの庭園スペースでリラックスされる方が多いようです。
6.シンフォニー・フォー・ユース
Symphonies For Youth(シンフォニーズ・フォー・ユース)では、5歳から11歳までの子どもたちが、LAフィルのサウンドに浸り、生演奏の醍醐味を経験することができます。各コンサートのテーマに沿ったインタラクティブなキッズ・アクティビティが用意されており、ブルーリボンガーデンでの楽器 "ふれあい動物園"、BPホールでのダンス、楽器の弾き方ワークショップ、専門家に音楽について何でも質問できる楽しいQ&Aなど、ウォルト・ディズニー・コンサートホール内外で開催されています。コンサートとプレ・プログラムはそれぞれ約1時間。アクティビティは午前10時ちょうどに始まり、コンサートは午前11時に行われます。
7. REDCAT
ウォルト・ディズニー・コンサートホール内にあるRoy and Edna Disney/Cal Arts Theater(REDCAT)(ロイ・アンド・エドナ・ディズニー/カルアーツ・シアター)は新進気鋭のアーティストによる斬新なビジュアルアートやメディアアート、芸術作品などを展示し、時にライブなども行う総合アートセンターです。まだ知名度がそれほど高くないながらも才能あるアーティスト達のパフォーマンスや作品が見られると人気を集めています。ラウンジにカフェバーと、リラックス出来る空間もあり、人気を呼んでいます。
8. アステリド
2022年3月、ウォルト・ディズニー・コンサートホールの旧Patinaの店舗に、有名人気シェフ、レイ・ガルシアがAsterid(アステリッド)をオープンしました。色彩豊かな野菜や香りのよいハーブ、生き生きとした花々など、花を咲かせるという意味を込めて名付けられたアステリッドは、ガルシア・シェフが「正真正銘ロサンゼルス発、ロサンゼルスのための」と評する、超季節感あふれるモダン・アメリカン・メニューを提供しています。
9. LAフィル・ストア
ウォルト・ディズニー・コンサートホールのロビー階にあるLA Phil Store(LAフィル・ストア)は、コーヒーカップやTシャツ、LAフィル100周年ボックスセットなどの限定品を販売しています。木曜日から日曜日は午前11時から午後5時まで、コンサートの夜は午後5時から営業しています。
10. ウェディング&プライベートイベント
ウォルト・ディズニー・コンサートホールは、結婚式やプライベートイベントにぴったりの会場です。屋内外に多数のイベントスペースがあり、ブルーリボン・ガーデンでロマンチックな屋外ウェディング・セレモニーや、素晴らしい装飾のファウンダーズ・ルームやBPホールで着席ディナーやガラパーティーを開催することもできます。ウォルト・ディズニー・コンサートホールでは、2,254人のお客様をご招待しコンサートを開催することができます。