LAへのアクセス&概略

ロサンゼルスへのアクセス

成田空港からの直行便が飛ぶ西海岸最大のロサンゼルス国際空港(略称LAX)へは、シンガポール航空、全日空、大韓航空、アメリカン航空、日本航空、ノースウエスト航空、ユナイテッド航空が運航しています。所要時間は約9時間30分。LAXは8つのターミナルが分かれているため、他の地域へ乗り継ぎをする際、航空会社によってターミナルを移動することになります。ターミナル間の移動や、LAXから最寄りの駅、駐車場、バスターミナルへ行く場合は、LAX構内を走る無料の連絡バス「LAXシャトル」が利用できます。


ロサンゼルスについて

ロサンゼルスにはさまざまな特長があります。世界のエンターテイメントのメッカであり、文化の拠点として300以上の博物館を擁し、快適な気候にも恵まれています。有名スターの名前を入れた星型のメダルが埋め込まれた舗道「ウォーク・オブ・フェイム」のスター・コレクション(埋め込まれたメダルは現在 2315人、月に1〜2人の割合で増えている)から、成長を続けるバイオ産業でのキャリア開発チャンスに至るまで、ここにはなんでも揃っています。また、ロサンゼルスは2度にわたって夏季オリンピックを開催した北米唯一の都市でもあります。

ダウンタウンLAは、ワシントンDCに次ぐ最大の官庁街です。ロサンゼルスには、カリフォルニア州でただひとつの木製灯台(サンペドロのポイントファーミン公園内)や、国家史跡として登録された歴史的な大劇場(ダウンタウンのブロードウェイ沿い)が、今も残されています。

ロサンゼルスはいくつかの成長産業のメッカでもあります。市の中心部では、12万5000人以上もの人々がファッション業界で働き、ニューヨークのファッション街を上回る規模を誇っています。都心部ではヘルスサイエンス/バイオ医療産業分野で15万9000人、技術関連分野では15万4000人が働いています。ロサンゼルスの市、郡、地域についてのデータは以下の通りです。


面積
ロサンゼルス市:467平方マイル(約1,210k㎡)
ロサンゼルス郡:4,081平方マイル(約10,570k㎡)
ロサンゼルスの5つの郡:34,146平方マイル(約88,438k㎡)
(ロサンゼルス郡、リバーサイド郡、ベンチュラ郡、オレンジ郡、サンベルナルディーノ郡)
ロサンゼルス郡には、人口95人のバーノン市から380万人のロサンゼルス市に至るまで、合計88の都市があります。

地理
ロサンゼルスは、さまざまな地理的特徴を持つ地域に広がっています。サンガブリエル山脈に囲まれた主に砂漠からなる一帯を、サンタモニカ山地が横切っています。ロサンゼルス郡には海岸線が81マイルあり、標高はウィルミントンでマイナス9フィート、サンアントニオ山の頂上で海抜10,080フィートです。一帯の水路には、ロサンゼルス川、リオホンド川、サンガブリエル川があります。

歴史
ロサンゼルス市の正式な生誕日は、メキシコのソノラ州とシナロア州から来て入植した44名のvecinos pobladoresが、現在のダウンタウン・ロサンゼルスに家を建てた1781年9月4日とされています。入植者44名のうち2人はスペイン人で、その他インディアン、黒人、混血(mestizos:異なる血統が混ざった人たち)などがいました。pobladoresを迎えたのは、Tongvaと呼ばれるインディアン部族でした。スペイン人は、この新しい入植地を"El Pueblo de Nuestra Senola la Reina de Los Angeles"(天使の女王の町)と命名しました。

この地がスペインからメキシコの手に渡った1835年、この町は正式にメキシコの都市となることを宣言しましたが、1846年8月にアメリカの軍隊がロサンゼルスに進攻し、1847年からは星条旗が掲げられることになりました。


人口(2005年の推定)       
ロサンゼルス市:400万人
ロサンゼルス郡:1020万人
ロサンゼルスの5つの郡:1790万人
(ロサンゼルス郡、リバーサイド郡、ベンチュラ郡、オレンジ郡、サンベルナルディーノ郡)

ロサンゼルスは、ニューヨークに次いで米国で2番目に大きい都市です。
ロサンゼルスの5つの郡の総人口は、カリフォルニア、ニューヨーク、テキサス以外の州を上回っています。ロサンゼルス郡だけをみても、人口の点では、 1150万人のオハイオ州に次ぐ全米で8番目の州になるでしょう。1010万人のミシガン州より多いのです。

人種
さまざまな人種からなるロサンゼルスは、太平洋沿岸地域の文化の拠点になっています。実際、ロサンゼルスは、特定の人種が過半数を占めていない米国の2つの都市のうちのひとつです。現在、140ヶ国から来た約86の言語を話す人たちが、ロサンゼルスを故郷と呼んでいます。

(いずれかの人種の)ヒスパニック系またはラテン系:47.0%
白人:29.5%
アジア系/太平洋諸島系:12.9%
アフリカ系アメリカ人:8.8%
アメリカインディアン/その他:1.8%

海岸       
マリブーからロングビーチに至るロサンゼルス郡の海岸線は、延長81マイル(約130km)。

ビジネス
雇用の点から見たロサンゼルス郡の主要産業は、以下の通り。
1. 直接的な国際貿易
2. 観光
3. 映画/TVの制作
4. 卸売り(自動車、アパレル、家具、玩具を除く)
5. 技術(航空宇宙技術を含む)
6. ヘルスサイエンス/バイオ医療

経済
カリフォルニア州が国だとすると、世界第7位の経済大国となる。ロサンゼルスの5つの郡はスペインに次ぐ第10位となり、メキシコを凌いでいます。ロサンゼルス郡はロシアとスイスの間に挟まれた第17位となり、ベルギーやスウェーデンより上位を占めています。

ロサンゼルスの映画産業
カリフォルニアは世界中にエンターテイメントを提供する最大のサプライヤーで、州のエンターテイメント作品のほとんどは、ロサンゼルスで制作されています。映画産業は、毎年310億ドル以上の収益を上げています。

貿易      
ロサンゼルスは米国最大の貿易港です。2005年にロサンゼルスの関税地区(ロサンゼルス港、ロングビーチ港、ロサンゼルス空港、その他中小の港を含む)で扱われた貿易の額は、推定3020億ドルにのぼります。輸出品は、主に集積回路、航空機と宇宙船、コンピューター、航空機の部品、オフィス機器の備品などです。輸入品は、主にコンピューター、乗用車、集積回路、オフィス機器の部品、受信装置などです。

高等教育
ロサンゼルスには、南カリフォルニア大学(USC)、UCLA、ペパーダイン大学、オクシデンタル・カレッジ、ロヨラ・メリーマウント大学、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインなどの有名校をはじめ、176校のカレッジと大学があります。